2010-02-24

Climbing wall "fai da te"、プライベートウォール第一弾完成!

Ho realizzato uno dei miei sogni, uno di quei piccoli realizzabili anche a basso costo: una parete da arrampicata a casa propria, chiamata anche "puraibe'to wo'lu" in japa-english, ovvero "home (climbing) wall".
小さな夢の一つ、プライベートウォールをえいやっと三日ほどで実現しました。
パッとしない天気が続き、じめじめしたうっとうしいイタリアの冬、家にこもりがちな生活が続きます。そんな時に、仕事の合間にでもちょっと外に出て、全身を使う楽しい運動が何かあればなあ、と数年前から思っていました。


それと去年、岩登りのゲレンデにこちらの山仲間に数回連れていってもらってから、かなり長いこと眠っていた岩登りの楽しい記憶(といっても大学時代に数度かじった程度)が目覚めてきてしまったのです。とは言っても、とりあえずやりたいのは、おとなの木登り、レベルの岩登りですが。
そこでボルダリング系のプライベートウォールを作ることにしました。場所は家の一階のガレージ的な軒先。60年もののレンガの壁(幅2.5M高さ3.5M程度)です。いい感じにあちこち崩れて、ホールド(岩登りの足がかり・手がかり)を付けなくても達人なら登れちゃいそうです。


小さなホールドはebayで安物を50個30ユーロで購入。中ぐらいのは暖炉用の薪を義父の工房で切ったりけずったりして15個ばかり作りました。ひさしぶりに何か大きなものを作った達成感。コンピューターに向かっているより、やっぱりこうして具体的に何かを手で作るほうがずっと充実感ありますな。畑づくりに続くDIYの喜びです。
本当なら前傾したオーバーハングぎみの壁にすると、もっと難しい課題(ルート、登り方)をもりこんだプライベートウォールができるようですが、単調な垂壁でもなるべく色々なムーブ(動き)が出来るように、大きめのホールドの形に変化をつけ、壁の穴や、柱の部分も利用しています。
さらに高さ不足を補うために、ボルダリング式のシットスタート(お尻を突いた状態からのスタート)を入れた課題設定も模索中。
クラッシュパッド(携帯式安全マット)もベアールのヤツを購入しました(150ユーロ)。一番上から飛び降りても、へっちゃらです。中古のベッドマットを使おうかと思いましたが、落ちたら跳ね飛びそうだし、半ば外での使うので湿気でだめになりそうなのでアイデア却下。クラッシュパッドがあれば、外岩にも行けるし(実は開拓しようと思っているボルダーエリアが既にあります)。
まだ三つしか課題の設定は出来ていませんが、友人のペッペに試してもらいました。岩登りのイの字も知らなかった初心者にしては結構いい動きをしていますね。
本当はもう少し難しい課題なのですが、
まあ楽しんでるのでOKということで。
登る前にあれこれしゃべっているのは、
念のための遺言です(笑)
死んだら、僕に漫画コレクションを全てくれるとか

ペッペと以前に歩いたアンブロ谷で拾ったイノシシのアゴ骨を壁のてっぺんにぶらさげた都合、壁には「アンブロの牙=Zanne dell'Ambro」なんてもっともらしい名前を付けました。ペッペは日本語で「ペッペと亮のかべ」というのが良かったみたいですが、ちょっとマヌケなので却下。

写真を撮り出すと、さすがイタリア人、のりのりであれこれポーズを取りはじめました。。。
ゴルゴ13みたいな顔。これは多分決め顔でしょう
しばしの黙想後、ルートを確認し、、、
いざ!
なかなか華麗な動きじゃありませんか!
将来有望な若手クライマーの誕生です!

僕も流れで、ふたつみっつポーズして、しっかり動画もとられました
課題その2 力技ルート
ジャックマイヨールのようにまずは座禅(彼はヨガだったか?)
うりゃ!
ここで無意味なヒールフックだ!
クライミングシューズなんていらないぜ!
いや、足の指がみょうに長いもので、シューズがきついんです。靴を履かずに育ったら、かなりのクライマーになれたのではないか。なんて。

課題を作成してくださるクライマーの読者の方がいらっしゃいましたら、アンコーナ空港までマイカーで無料送迎の上、モントットーネで歓待いたします。

2 comments:

  1. 亮介さんこんばんは。
    自宅にクライミングウォールがあるなんてうらやましいですね。^^
    私も以前少しだけクライミングやりましたが仲間が挫折したら一人でジムに通うのも嫌で自分も行かなくなりました。今でもやりたくて仕方がないのでこうして自宅にウォールがあるのはとてもうらやましいです。

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  2. お返事遅れました。
    毎日、楽しく壁にぶら下がっています。ニューシューズのミウラーもいい具合になじんできました。
    ひとりだと確かに長続きしないトレーニングってありますね。ストレス解消半分、トレーニング半分で、今年の外壁シーズンを楽しみに待ちたいと思います。

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